ギリシャ神話の神々、妖精、妖怪、英雄の名鑑
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マイア(すばるの姉妹・ゼウスの愛人)
「すばるの星の姉妹」の一人。彼女はゼウスによってオリュンポス12神のひとり「道と使いの神ヘルメス」を生むことになる。また「カリストの物語」ではカリストの子アルカスを彼女が引き取ってそだてたという話しもある。

マカオン(トロイ攻めの英雄で医術の達人)
医神アスクレピオスの子とされる。トロイ遠征に加わり、医の名人であったが戦士としても活躍し、医者としてメネラオスやピロクテテスの傷を治している。

マルペッサ
アポロンが彼女を愛したが、同時にイダス(ポセイドンが人間の女から生ませた子で人間の中で最強と謳われた男)が彼女を愛していて、二人は争いとなったが、神ゼウスの仲裁があって、結局マルペッサはイダスを選んだとなる。その理由は、イダスは人間だから自分と一緒に年をとっていくから自分を捨てることはないだろうが、アポロンは不老不死なので、老いた自分をいつまでも愛しているわけはないだろうからというものであった。

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ミダス(ロバの耳となったプリュギアの王)
山野の精シレノス(同項参照)と関わる神話でしられ、シレノスを歓待して望みものをかなえてやると言われて、さわる物はすべて金になるように願い、食物も水も金になってしまうことから飢えてディオニュソスにその望みを解いてもらう物語が有名。もう一つ有名な話が、山野の神パンとアポロンとの音楽合戦の時パンの勝利に固執したためアポロンによって耳をロバの耳にされてしまい、その秘密を知った床屋がその秘密を地面に穴を掘ってささやいたところ、そこから葦が生えて風に吹かれるたび「王様の耳はロバの耳」と叫んだという。もう一つ有名なのが、シレノスに「人間にとってもっとも幸せなことは」と問い、「人間にとってもっとも良かったことは生まれなかったこと」という答えを得た。これは「シレノスの知恵」として有名となった。

ミノス(クレタ島の王)
神ゼウスが牛に化けて小アジアに居たエウロペを浚って、クレタ島で生ませた子で、クレタ島を支配することになる。歴史的に存在したクレタ島の文明はそのミノスの名前をとって「ミノア文明」と呼ばれるようになった。半牛半人のミノタウロス(同項参照)の神話で知られるが、死後冥界にあって裁判官となっていることでも知られる。

ミノタウロス(半牛半人の怪人)
上記のミノスが神ポセイドンとの約束を守らなかったためその妻パシパエが牛に恋するように呪われ、パシパエは雄牛と交わり「半牛半人の怪人ミノタウロス」を生むにいたる。迷宮に閉じこめられていたが餌食を差し出させていたアテナイの王子テセウスによって退治されてしまう(「テセウス伝説」の章を参照)。
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ムサイ(文芸の女神たち)
一般に「文芸の神々」とされる。当初は三人とされていたようなのだが、すでに神話作家ヘシオドスでも9人とされていて一般に9人姉妹と紹介される。叙事詩や抒情詩、また悲劇、喜劇、さらに見聞・調査録(原語は「ヒストリア」今日的には「地誌・歴史」の初期形態をいう)から天文までを司った女神たち。もちろん音楽もそうで、天上にあってアポロンに従い、そのリュラに合わせて美しく歌っている。彼女たちの一覧は次の通り。
クレイオ 「ヒストリアの女神」で巻物ないし巻物入れで象徴される。
タレイア 「喜劇の女神」で喜劇の面を持ち、蔦の冠あるいは杖を持つ。
エウテルペ 「抒情詩の女神」で「笛」を持つ。
エラト 抒情詩に伴う「独唱の女神」で「竪琴」を持つ。
カリオペ 「叙事詩の女神」で「書版と鉄筆」。オルフェウスの母ともされる。
メルポペネ 「悲劇の女神」で悲劇の高靴をはき仮面とブドウの冠を持つ。
テルプシコレ 「合唱抒情詩と踊りの女神」で竪琴を持つ。
ウライア 「天文の女神」で杖を持つ。
ポリュムニア は「賛歌の女神」。

ムネモシュネ(原初の神、クロノスたち巨人神族の女神の一人)
「記憶の女神」。ゼウスによって「文芸の女神たちムサイ」の母となる。
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メデイア(夫への復讐のために我が子を殺す修羅の女性)
エウリピデスの悲劇『メデイア』で有名となっている女性であるが、秘薬を使える魔女とされ、「アルゴー船伝説」にあってアルゴー船のイアソンを助けて黄金の羊の毛を奪取させる。そして、ともにギリシャに来て裏切られ、その復讐のためにイアソンがかわいがっていた自分たちの子供を殺していく。

メティス(女神アテネの母)
原初の神大洋オケアノスの娘で、神ゼウスの最初の妻とされるが、メティスがはらんだ時、そのメティスの子は父を凌駕するとのことでゼウスはメティスを飲み込んでしまい、自分の頭から子供を産ませることにしてしまう。ヘパイストスがゼウスの頭を断ち割った時に飛び出してきたのが武装した姿の女神アテネであったという(同項参照)。

メドゥサ(ゴルゴン三姉妹の一人)
ゴルゴンを参照。

メネラオス(絶世の美女ヘレネの夫)
トロイ戦争伝説の当事者でスパルタの領主であった。絶世の美女ヘレネを妻としていたが、トロイから来た王子パリスによってヘレネを誘惑されてトロイに連れ去られた。そこからメネラオスは兄であるミケーネの王アガメムノンと相談し、ギリシャ軍を結成してトロイにせめていくことになった(「トロイ戦争伝説」の各所を参照)。

メムノン(トロイ戦争でトロイに援軍としてはせ参じた英雄)
曙の女神エオスの子で、エチオピアの王となっていた。ヘクトル討たれた後のトロイを助けて奮戦するがアキレウスに討たれ、母エオスは泣きながら彼の遺体をエチオピアに運び、毎朝涙を流しそれが朝露となっていると言われる(トロイの落城の章を参照)。

メレアグロス(カリュドンの猪狩の英雄)
すでにホメロスの叙事詩に登場している古い時代に属する英雄の一人。女神アルテミスの呪いによってカリュドンに巨大な猪が送られ田畑を荒らした時、メレアグロスは猪狩りを呼びかけて退治する。しかしその後、部族間抗争になってしまい、叔父を殺害したということで母に呪われ、自分の運命を表す木を火にくべられてしまい死んでしまう(「闇にうごめく神々、運命のモイラ」の節を参照)。

メラニッペ
エウリピデスの失われた悲劇に『縛られたメラニッペ』および『哲学者メラニッペ』があるところから古代では知られた神話であったらしい。ポセイドンと交わって「アイオロスたち兄弟」を生むが、怒った父によって子供は捨てられ、自身は盲目にされてしまう。苦難の後に成長した子供たちに救われ、ポセイドンはメラニッペの視力を回復してやる。

メントル(オデュッセウスの親友)
ホメロスの『オデュッセイア』の登場人物。オデュッセウスの親友として出征の後のことを託され、オデュッセウスの息子テレマコスを養育するなど献身的に助ける。

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モイラ(運命の女神)
本来「割り当て」を意味して、ここから「運命」と解された。「運命」の擬人化として単体として現れる場合もあるが、神話的には三人姉妹として描かれ「ラケシス(運命の配り)」「クロト(運命の糸のつむぎ)」「アトロポス(不変、運命の終局)」の三姉妹とされる。複数形では「モイライ」となる(「闇にうごめく神々」の章を参照)。

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